うちの娘は育てにくい

癇の強い子=いわゆる“育てにくい子”の育児日記

おかあさんもいっしょ

最近になって娘は家族以外の人の顔を判別できるようになって記憶力もついてきて、お気に入りの人や物、歌ができた。特におかあさんといっしょのたくみお姉さん。お姉さんが映ると身を乗り出して大興奮。家族以外の人があやしてもほとんど笑わない人見知りの娘が、

「きゃーーー!※$☆*¥×!」

と大歓声を上げてちっちゃい手をひたすら叩く。時々叩き損ねる。そしてお気に入りの歌が流れると独特なリズムで揺れる、弾む。もうアキバのアイドルファン張り。番組自体も楽しんでいるけど、そんな娘を見ているのが楽しくて面白くて毎日テレビをつける。

最初にテレビをつけたのは娘が2ヶ月頃だったと思う。それまでは赤ちゃんに悪影響だからと娘の前ではテレビをつけずにいた。でもある日どうしても泣き止まない娘にお手上げで、とうとう禁断の果実に手を出すような気持ちで仕方なしにつけた。まだ視力もはっきりしていなかったけど、楽しげな音楽は聞こえたのか娘は泣き止んだ。私はとりあえず娘が泣き止んでほっとした反面、御法度のテレビを見せてしまった罪悪感で楽しむ余裕なんてなかった。
それに育児疲れでローテンションだった私は、お兄さんとお姉さんたちのキラキラしたあのハイテンションにすっかり当てられていた。おかあさんといっしょを娘と一緒に観るというシチュエーションに馴染めていなくて、何とも言えない気恥ずかしさで居心地が悪かった。

そんな私にも響いたのがお兄さんとお姉さんが歌う歌だった。覚えやすいメロディーは耳馴染みが良くて、何気ない歌詞にたまにハッとさせられたり、じーんとしたり。じーんどころか号泣することもあった。娘をあやすために見始めたものにいつの間にか自分が元気付けられていた。
そのうちに歌を覚えて歌ってあげると娘が喜ぶようになった。まだ話せないけど目をキラキラさせて手足をばたつかせて「もっともっと!」と催促する。
そんな娘をもっと喜ばせたくて新しい歌を覚えたくて、今やおかあさんといっしょ、いないばあ、えいごであそぼの教育テレビのゴールデン3番組をはしご。お兄さんとお姉さんほどのキラキラ感は出せないけど、娘の前で歌ったり体操したりする。
それにしても今のお兄さんお姉さんたちは芸達者。私が子どもの頃は歌の上手い優しい人たちだったけど、今はノリツッコミしたり変顔をしたり、かぶり物に女装までする。そのプロ根性とコメディアン、コメディエンヌ振りに脱帽。かぞえてんぐでのだいすけお兄さんのはじけっぷりなんて清々しいくらい。

赤ちゃんにテレビを見せると、喋らない子になるとか感情が乏しい子になるとか聞いておっかなびっくりだったけど、今のところ娘は喃語が沢山出るし、感情は豊か過ぎるくらい。もちろん見過ぎるのは絶対に良くないけど、気にし過ぎたらストレスになる。母子ふたりでいたらどうしても行き詰まる時間はある。そんな時、テレビをつけてほんの少しでも和んだり気が紛れるなら悪い影響ばかりじゃないと思う。親子で同じものを見て弾むコミュニケーションだってある。だから視力には気をつけながら、今日も娘とおかあさんもいっしょに楽しむ。